MENU
  • 消防設備点検
  • 防火対象物点検
  • 建築基準法12条点検
  • 費用・業者選び
  • 改修・交換工事
  • マンション・テナント
消防設備点検・建築基準法12条点検の費用と業者の探し方
法定点検ガイド
  • 消防設備点検
  • 防火対象物点検
  • 建築基準法12条点検
  • 費用・業者選び
  • 改修・交換工事
  • マンション・テナント
法定点検ガイド
  • 消防設備点検
  • 防火対象物点検
  • 建築基準法12条点検
  • 費用・業者選び
  • 改修・交換工事
  • マンション・テナント
  1. ホーム
  2. 費用・業者選び
  3. 消防設備点検の費用はいくら?業者9社の公開料金・見積もりの見方・業者の探し方【2026年版】

消防設備点検の費用はいくら?業者9社の公開料金・見積もりの見方・業者の探し方【2026年版】

2026 9/23
費用・業者選び
2026年9月23日2026年9月26日
当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
消防設備点検の費用はいくら?業者9社の公開料金・見積もりの見方・業者の探し方【2026年版】

この記事の情報

法令は e-Gov の現行版(消防法は2025年6月1日施行、消防法施行令は2025年10月1日施行、消防法施行規則は2026年6月26日施行の版)で確認し、東京消防庁「消防用設備等点検報告制度」のQ&A、総務省消防庁「消防用設備等点検アプリ」、公益財団法人東京防災救急協会と一般社団法人埼玉県消防設備協会の名簿、国土交通省「建築保全業務積算要領」、そして業者9社の公開料金ページを2026年9月23日に取得してまとめました。点検費用に公的な相場はありません。この記事で示す金額はすべて各社が自社サイトで公開している自社の料金で、業界の平均値ではありません。実際の金額は建物ごとの見積もりで決まります。

消防設備点検の見積書が届いて、その金額が高いのか安いのか分からない。そう感じて調べ始めた方が多いはずです。ところが検索しても、出てくるのは「相場は1万円から5万円くらい」といった幅の広い数字ばかりで、どこから来た数字なのかが書かれていません。

理由ははっきりしています。消防設備点検には、国や自治体が定めた公定価格も標準料金も存在しません。東京消防庁ははっきりと「消防署から具体的な金額を提示することはできません。」と書いています。そのうえで「契約後のトラブルを避けるためにも、複数の点検事業者から見積もりをとって依頼することをお勧めします。」と続けています(東京消防庁「消防用設備等点検報告制度」Q13)。

つまり、行政は相見積もりを勧めているのに、比べるための材料は誰も公開していない状態です。この記事はそこを埋めるために書きました。業者9社が自社サイトで公開している料金を、社名とURLと取得日つきで原文のまま並べます。金額の高低を評価するのではなく、会社によって料金の決め方そのものが違うことを見ていただくのが目的です。延べ面積で決める会社、戸数で決める会社、テナント数で決める会社、設備1個ごとに積み上げる会社があります。決め方が違えば、同じ建物でも見積書の形が変わります。

消防設備点検の費用の要点。公的な相場は存在しない。消防署は業者も金額も教えない。そのうえで相見積もりを勧めている。各社の料金の決め方は延べ面積型・戸数型・テナント数型・設備単価型の4つに分かれる
この記事の要点(東京消防庁Q12・Q13と各社の公開料金から)

費用の話に入る前に、周期だけ押さえておきます。点検は機器点検が6か月ごと、総合点検が1年ごとで、1年のうちに2回あります(消防庁告示第9号)。消防署への報告は、特定防火対象物が1年に1回、非特定防火対象物が3年に1回です(消防法施行規則 31条の6第3項)。料金表の金額が「1回ぶん」なのか「年額」なのかで倍近く変わるので、この周期は覚えておいてください。

点検は機器点検が6か月ごと、総合点検が1年ごとで年2回。報告は特定防火対象物が1年に1回、非特定防火対象物が3年に1回
点検は年2回、報告は用途で1年か3年に1回(消防庁告示第9号・消防法施行規則31条の6第3項)
目次
点検の義務と費用の相場をLINEで受け取る。受け取れる情報を見る

消防署は業者も金額も教えてくれない

業者は教えない。ただし名簿の場所は案内している

点検を頼む先をどう探すか。まず思いつくのは管轄の消防署に聞くことですが、ここで止まります。東京消防庁のQ12「点検業者は消防署で教えてもらえるの?」への答えは、原文でこうです。

「消防署では特定の業者を教えることができません。点検業者をまとめた点検実施事業者一覧については、公益財団法人東京防災救急協会のホームページをご参照ください。」

読み飛ばされやすいのが後半です。「教えられない」で終わっているわけではなく、名簿の場所は案内しています。特定の1社を推すことはできないけれど、登録された事業者が並んだ一覧はある、という整理です。この名簿については後の章で詳しく書きます(東京消防庁 Q12)。

金額も出さない。そのうえで相見積もりを勧めている

Q13「点検費用はどのくらいかかるの?」への答えも原文で引きます。

「消防署から具体的な金額を提示することはできません。契約後のトラブルを避けるためにも、複数の点検事業者から見積もりをとって依頼することをお勧めします。」

「契約後のトラブルを避けるためにも」という一文が入っているところに注目してください。行政の側も、金額をめぐるトラブルが起きうることを前提にしています。そのうえで打てる手として示されているのが相見積もりです。ところが、比べるための材料が公開されていないので、多くの建物の持ち主は1社の見積書だけを見て判断することになります。

東京消防庁のQ12とQ13の原文。消防署では特定の業者を教えることができません。消防署から具体的な金額を提示することはできません。複数の点検事業者から見積もりをとって依頼することをお勧めします
行政の立場は2つのQ&Aに書かれている(東京消防庁Q12・Q13)

消防職員が点検に来ることはない

もうひとつ、費用の話の前提になるQ&Aがあります。Q16「消防職員は点検を実施してくれないの?」への答えは「消防職員が消防設備点検を実施することはありません。」です。点検に来るのは、建物の持ち主や管理者が契約した民間の事業者です。だからこそ費用がかかり、業者を選ぶ必要が出てきます。消防職員が建物に入る「立入検査」は消防法4条の別の制度で、点検とは違います(東京消防庁 Q16)。

点検そのものの義務や対象になる建物、報告の周期については1本目の記事「消防設備点検とは(義務・対象の建物・頻度・報告)」で条文から整理しています。この記事は費用と業者選びに絞ります。

見積もりから点検までの流れ。前回の点検報告書を探す、協会の名簿などで候補を挙げる、同じ条件で複数社に依頼する、内訳をそろえて比べる、契約して点検、報告書の提出
この記事で扱う範囲(見積もりから点検と報告まで)

公的な相場が存在しない

公定価格も標準料金もない

消防設備点検は消防法17条の3の3による義務ですが、法律も政令も省令も、料金については何も定めていません。点検業そのものに登録制度や許可制度もありません。価格を決めているのは各社で、業界団体が標準料金を公表している事実も確認できませんでした。

これは「調べ方が足りない」のではなく、制度としてそうなっています。東京消防庁が「提示することはできません」と書いているのも、消防署が知っていて隠しているのではなく、示せる公的な価格が存在しないからです。

検索で出てくる「相場」はどこから来ているか

この記事を書くにあたって、Yahoo!検索で「消防設備点検 費用」「消防点検 業者」「消防設備点検 相場」「消防設備点検 見積もり」などを調べ、上位に出たページの中身を実際に取得して確かめました。分かったのは次のことです。

ページの型金額の出どころ
「相場はいくら」型の記事延べ面積別の表を載せているが、出典の記載がないものが多い
「料金相場を大公開」型の記事参考として挙がっているのが建設費の坪単価の記事で、点検料金の根拠になっていない例もあった
「約2万円から5万円」型の記事すべて「約」で書かれ、どの会社の何件から出した数字か書かれていない
業者の自社価格表自社の料金なので出どころがはっきりしている。ただし1社ぶんしか分からない
業者が自社の実績として提示している額出どころは明確。ただし単位(1戸当たり、1テナントあたりなど)がページごとに違う

つまり、「相場」を名乗るページの多くは出どころが書かれておらず、自社価格を出している会社の表のほうが出どころがはっきりしているという逆転が起きています。だからこの記事では、平均値も相場も作りません。各社の公開料金をそのまま並べます。

公的な相場が存在しない理由の図。法令は料金を定めていない。点検業に登録制度も許可制度もない。業界団体の標準料金も確認できない。消防署は金額を提示できないと明記している
点検費用に公定価格や標準料金はない

官庁の積算は「設備1個ごとに人工を積む」

ただ、価格の決まり方の考え方については公的な資料があります。国土交通省の「建築保全業務積算要領 令和5年版」(PDF)です。官庁の施設で点検を発注するときの積算の要領で、消防用設備等の点検を設備1本・1個・1台ごとの人工(保全技師補の人数)で積み上げる形になっています。

原文の歩掛り(人)を挙げると、消火器(粉末・蓄圧式)の機器点検が「1本1回当り 0.022」、屋内消火栓の機器点検(消火栓)が「1組1回当り 0.102」、放水試験が「1式1回当り 0.965」、スプリンクラーのヘッドが「1個1回当り 0.001」です。

この要領は人工しか示しておらず、円に換算するための労務単価は別の資料なので、ここから金額は出せません。ここから読み取れるのは「延べ面積だけでなく、設備の種類と数で積み上げる」という考え方だけです。実はこの考え方が、後で見る各社の料金表とぴったり重なります。

国土交通省の建築保全業務積算要領の歩掛り。消火器の機器点検は1本1回当り0.022人。屋内消火栓の消火栓は1組1回当り0.102人。放水試験は1式1回当り0.965人。スプリンクラーヘッドは1個1回当り0.001人
官庁の積算は設備1個ごとに人工を積む(国土交通省 建築保全業務積算要領 令和5年版)

費用を決める9つの要素

各社の料金ページには、金額の表だけでなく注記が付いています。その注記を集めると、費用を動かしている要素が見えてきます。原文とあわせて並べます。

要素各社の注記(原文)
延べ面積「延べ面積」で段階を分ける表(東海メンテック・日消システムズ)
用途「商業施設・飲食店等(不特定多数の方が利用の施設)」と「工場・倉庫・事務所等(特定の方が利用の施設)」で表を分ける(東海メンテック)
戸数「〜5戸」から「101戸〜」まで12段階(東海メンテック)
テナント数「1テナントのみ」から「共用部込 10テナント」まで7段階(消防テック)
設備の種類と数「上記の金額に個数をかけて積算します。」(なかの消防サービス)/「料金幅は、設置されている設備と数量が施設形状で異なるためです。」(日消システムズ)
点検の種類(機器と総合)「上記一覧は、総合点検1回の実施料金となります。」「法定内容を満たす実施契約の場合は、おおよそ一覧の2倍となります」(日消システムズ)
報告書の作成と提出「所轄消防への提出費(5,000~10,000)は、含まれておりません。」(日消システムズ)/「点検料金内で点検報告書作成、消防署へ点検票提出代行致します」(消防テック)
夜間・休日「作業日が休日・夜間に指定される場合は、別途費用が発生します。」(東海メンテック)/「上記は平日施工の概算金額になります。」(光栄テクノサービス)
再点検(不在)「不在による再点検実施は、別途費用が発生します。」(東海メンテック・日消システムズ)
費用を決める9つの要素。延べ面積、用途、戸数、テナント数、設備の種類と数、点検の種類、報告書の作成と提出、夜間休日、再点検
費用を動かす9つの要素(各社の公開料金ページの注記から)

さらに、金額の外側に付くものがある

表に載っている金額がそのまま請求額になるとは限りません。各社の注記には、表の外側で加算されるものが書かれています。

外側に付くもの原文会社
出張費・交通費「愛知県内は出張費必要ございません。」東海メンテック
交通費・諸経費「交通費、諸経費が別途必要となります。」日消システムズ
交通費「交通費は別途になります。」光栄テクノサービス
遠方の交通費「23区以外は別途交通費がかかる場合がございます(遠方の場合)」消防テック
点検基本料金「点検基本料金 10,000〜20,000円」堀江電気
諸経費「点検の合計金額の15%を諸経費として頂戴いたします。」堀江電気
基本料金と消費税「基本料金及び消費税が別途必要です。」なかの消防サービス
消防署への提出費「所轄消防への提出費(5,000~10,000)は、含まれておりません。」日消システムズ

点検の合計金額に15%の諸経費が付く会社があり、基本料金として1万円から2万円が別に付く会社もあります。単価だけを見比べても総額の順位は分かりません。ここが見積もりを比べるときの最初の落とし穴です。

表の外側に付くもの。出張費と交通費、点検基本料金10,000円から20,000円、合計金額の15パーセントの諸経費、消防署への提出費5,000円から10,000円
表の金額の外側に付くもの(各社の注記から)

税の表示も会社ごとに違う

同じ金額に見えても、税込か税抜かで1割ほど変わります。今回確かめた範囲では、「上記価格は税込の金額になります。」と書く会社(沖消防建設)、「上記金額は消費税抜の価格表示です。」と書く会社(光栄テクノサービス)、そして税の記載自体がない会社(東海メンテック・日消システムズ)がありました。税の記載がないページの金額は、そのままでは比べられません。

税の表示が会社ごとに違う。沖消防建設は税込、光栄テクノサービスは税抜、東海メンテックと日消システムズは税の記載なし
税込か税抜かが混ざっている(各社の公開料金ページ・2026年9月23日取得)

料金の決め方は大きく4タイプに分かれる

9社の料金ページを並べると、決め方が4つに整理できます。ここを先に知っておくと、届いた見積書がどの型で作られているかが読めるようになります。

タイプ何で決めるかこの記事で見る会社
延べ面積型延べ面積の帯で金額が決まる。用途で表を分けることが多い東海メンテック、日消システムズ
戸数型共同住宅の戸数で金額が決まる東海メンテック(マンションの表)、全国消防点検.com
テナント数型入っているテナントの数で金額が決まる消防テック(防火対象物点検の表)
設備単価型設備1台・1個ごとの単価に個数をかけて積み上げる沖消防建設、なかの消防サービス、堀江電気

さらに、決まった形の建物を例として示すサンプル提示型(光栄テクノサービス)や、過去の実例を用途別に並べる実例型(ReR)もあります。

型が違う会社どうしの見積書は、そのままでは比べられません。設備単価型は設備の数が多い建物で高くなり、延べ面積型は面積が同じなら設備が少なくても同じ金額になります。同じ建物に2社から見積もりを取ると金額が開くのは、多くの場合この型の違いが理由です。

料金の決め方4タイプ。延べ面積型、戸数型、テナント数型、設備単価型。それぞれ何で金額が決まるかを並べた図
料金の決め方は4タイプに分かれる(9社の公開料金ページから)

業者9社の公開料金(2026年9月23日取得)

この章の金額について

各社が自社サイトで公開している料金を、2026年9月23日に取得して原文のまま並べたものです。特定の会社をすすめる意図はなく、安い順や良い順に並べてもいません。料金は改定されることがあるので、最新の内容は各社のページで確かめてください。

以下、社名とURLと取得日を付けて、各社の公開料金を原文のまま並べます。金額は各社が自社の料金として示しているもので、業界の平均でも相場でもありません。

天井の感知器に試験器をあてて作動を確かめる点検作業
点検の手間は設備の数に比例する。料金表が設備単価で組まれている会社が多いのはこのため(イメージ)

東海メンテックの公開料金(2026年9月23日取得)

愛知県岡崎市の会社です。同社「消防点検価格表」は、特定防火対象物と非特定防火対象物で表を分け、さらにマンション・共同住宅を戸数別に出しています。表示の単位は原文で「点検1回の目安料金/年2回の実施が必要です。」です。税の記載はありません。

延べ面積特定防火対象物料金非特定防火対象物料金
〜150㎡〜8,000円〜8,000円
150〜300㎡〜12,000円〜10,000円
300〜500㎡〜18,000円〜15,000円
500〜1,000㎡〜30,000円〜25,000円
1,000〜2,000㎡〜55,000円〜40,000円
2,000〜3,000㎡〜100,000円〜80,000円
3,000〜5,000㎡〜160,000円〜110,000円
5,000〜10,000㎡〜300,000円〜200,000円
10,000〜25,000㎡〜600,000円〜500,000円
25,000㎡以上600,000円〜500,000円〜

同じ面積でも、不特定多数が使う建物のほうが高く設定されています。2,000㎡から3,000㎡の帯で、特定が「〜100,000円」、非特定が「〜80,000円」です。

東海メンテックの延べ面積別の公開料金。特定防火対象物と非特定防火対象物を並べた比較図
東海メンテックの公開料金(2026年9月23日取得)。同社の価格で、公的な相場ではありません

マンション・共同住宅は戸数で決まります。

戸数料金戸数料金
〜5戸〜7,000円51〜60戸45,000〜55,000円
5〜10戸7,000〜12,000円61〜70戸55,000〜65,000円
11〜20戸12,000〜15,000円71〜80戸65,000〜75,000円
21〜30戸15,000〜25,000円81〜90戸75,000〜85,000円
31〜40戸25,000〜35,000円91〜100戸85,000〜95,000円
41〜50戸35,000〜45,000円101戸〜95,000円〜

注記は原文で「※設置されている設備により料金が変動する可能性があります。」「※不在による再点検実施は、別途費用が発生します。」「※作業日が休日・夜間に指定される場合は、別途費用が発生します。」「※愛知県内は出張費必要ございません。」です。

東海メンテックのマンション・共同住宅の戸数別の公開料金。5戸から101戸以上まで12段階
戸数で決める型の例(東海メンテックの公開料金・2026年9月23日取得)

日消システムズの公開料金(2026年9月23日取得)

大阪・兵庫・奈良の会社です。同社「消防点検の費用について」は、延べ面積とマンション・非商業施設・商業施設・倉庫作業所の4つの用途を掛け合わせた表です。ページには「■消防点検の参考費用■(令和4年5月18日 価格改訂)」と改訂日が書かれています。

延べ面積マンション非商業施設商業施設倉庫・作業所
〜300㎡1万〜2万1万〜2万1万〜3万1万〜3万
300〜500㎡2万〜4万2万〜4万2万〜5万2万〜4万
500〜1,000㎡3万〜6万3万〜6万5万〜10万4万〜8万
1,000〜2,000㎡5万〜8万5万〜8万8万〜15万8万〜15万
2,000〜3,000㎡6万〜10万6万〜10万10万〜30万10万〜20万
3,000〜5,000㎡8万〜20万8万〜20万16万〜40万12万〜30万
5,000〜10,000㎡15万〜30万15万〜30万30万〜60万20万〜45万
10,000〜25,000㎡30万〜60万30万〜60万50万〜100万40万〜80万
25,000㎡以上50万〜50万〜100万〜80万〜
日消システムズの用途別の比較。500から1,000平方メートルの帯で、マンションと非商業施設が3万から6万、商業施設が5万から10万、倉庫作業所が4万から8万
同じ面積でも用途で列が分かれる(日消システムズの公開料金・2026年9月23日取得)

この表でいちばん大事なのは、金額ではなく注記のほうです。原文で「※1. 上記一覧は、総合点検1回の実施料金となります。」「※3.法定点検(機器及び総合点検)を実施する場合は、下記参照。(法定内容を満たす実施契約の場合は、おおよそ一覧の2倍となります)」と書かれています。

つまりこの表の金額は年額ではなく、総合点検1回ぶんです。機器点検が6か月ごと、総合点検が1年ごとという周期(消防庁告示第9号)を満たす契約にすると、およそ2倍になる、と同社自身が書いています。他社の表と並べるときは、ここをそろえないと桁が変わって見えます。

さらに「※2.所轄消防への提出費(5,000~10,000)は、含まれておりません。」「・交通費、諸経費が別途必要となります。」「※4.不在による再点検実施は、別途費用が発生致します。」「※5.作業日を休日夜間等に指定される場合は、別途費用が発生します。」と続きます。

日消システムズの表は総合点検1回の料金で、法定内容を満たす契約ならおおよそ2倍になると同社が書いている。さらに消防署への提出費5,000円から10,000円が含まれていない
「1回ぶん」か「年額」かで金額は倍近く変わる(日消システムズの注記・2026年9月23日取得)

同社は用語の定義もページ上で示しています。「法定点検・・・継続契約に基づく、年間保守管理契約となります。」「スポット点検・・・消防署指導項目の臨時点検(1回)となります。」「機器点検 (6M)・・・6ヶ月 毎の 部分項目点検 となります。」「総合点検 (1Y)・・・1年毎 の 全数項目点検 となります。」「消防提出・・・お客様に代わって、消防署へ申請を行います。」です。見積書に「法定点検」「スポット点検」という言葉が出てきたら、この違いを確認してください。

光栄テクノサービスの公開料金(2026年9月23日取得)

東京23区と周辺の会社です。同社「サービス紹介&価格表」は「消防点検 価格表(サンプル)」として、建物の階数・戸数と設置設備を具体的に書いたうえで金額を出しています。どんな建物にいくら、が対応して読める形です。

サンプル内容(原文)価格
サンプル1マンション 20戸 4階建て/消火器4本/非常警報設備4台/避難器具3台1回 25,000円〜
サンプル2マンション 30戸 7階建て/消火器10本/自動火災報知設備(各室内入室、共用部)/避難器具6台/連結送水管1系統/防排煙設備(防火シャッター1枚)1回 40,000円〜
サンプル3雑居ビル 1,000m2 8階建て(テナント)/消火器10本/自動火災報知設備(各室内入室)/共用部避難器具7台/誘導灯8台/連結送水管1系統/防排煙設備(防火シャッター1枚)1回 40,000円〜

備考は原文で「上記金額は消費税抜の価格表示です。」「上記は平日施工の概算金額になります。」「概算金額になるので、正式なお見積もりは書類確認または現場調査が必要です。」「交通費は別途になります。」です。

サンプル1とサンプル2はどちらもマンションですが、戸数が20戸から30戸に増え、自動火災報知設備と連結送水管と防排煙設備が加わると「1回 25,000円〜」から「1回 40,000円〜」に上がります。戸数だけでなく設備の種類が効いていることが読み取れる並びです。住戸内に入る点検については3本目の記事「マンションの消防点検(部屋に入る理由・不在・費用の負担)」で扱っています。

光栄テクノサービスのサンプル価格表。マンション20戸4階建てが1回25,000円から、マンション30戸7階建てが1回40,000円から、雑居ビル1,000平方メートル8階建てが1回40,000円から
建物の中身と金額が対応して読める例(光栄テクノサービスの公開料金・2026年9月23日取得)

消防テックの公開料金(2026年9月23日取得)

大阪の会社です。同社「消防定期点検の費用・料金について」は建物別の参考料金を出しています。

建物金額内容(原文)
オフィスビル3,900円1室あたりの料金
オフィスビル39,000円1,000㎡未満
雑居ビル3,900円1室あたりの料金
雑居ビル39,000円1,000㎡未満
マンション45,000円消火器具、自動火災報知設備、避難器具
マンション71,500円消火器具、屋内消火栓設備、自動火災報知設備、誘導灯、避難器具、連結送水管、非常電源専用受電設備
店舗23,400円消火器具、自動火災報知設備、誘導灯
店舗39,000円消火器具、自動火災報知設備、非常警報器具及び設備、誘導灯

マンションの2行を見比べてください。設備が3つのときが45,000円、7つのときが71,500円です。建物の種類が同じでも、付いている設備の数で1.5倍以上変わることが同じページの中で示されています。

消防テックの建物別の公開料金。マンションは設備3種で45,000円、設備7種で71,500円。店舗は23,400円と39,000円
同じマンションでも設備の数で変わる(消防テックの公開料金・2026年9月23日取得)

同社はさらに、防火対象物点検の料金をテナント数別に出しています。テナント数で段階を刻んでいる料金表は珍しく、テナントビルを持っている方には形が分かりやすいはずです。防火対象物点検そのものについては2本目の記事「防火対象物点検とは(消防設備点検との違い)」で書いています。

ビル単位(点検・点検報告書作成・点検票提出代行込)1,000㎡未満1,000〜3,000㎡未満
1テナントのみ45,500円62,400円
共用部込 1テナント71,500円88,400円
共用部込 2テナント97,500円114,400円
共用部込 3テナント123,500円140,400円
共用部込 4テナント149,500円166,400円
共用部込 5テナント162,500円192,400円
共用部込 10テナント305,500円322,400円

注記は原文で「・点検料金内で点検報告書作成、消防署へ点検票提出代行致します」「・23区以外は別途交通費がかかる場合がございます(遠方の場合)」「・3000㎡以上は別途お見積りとさせていただきます」です。報告書の作成と提出代行が金額に含まれている型で、日消システムズのように提出費を別建てにする型と対になります。

消防テックのテナント数別の公開料金。1テナントのみから共用部込10テナントまで7段階。1,000平方メートル未満と1,000から3,000平方メートル未満の2列
テナント数で決める型の例(消防テックの公開料金・2026年9月23日取得)

沖消防建設の公開料金(2026年9月23日取得)

広島市の会社です。同社「消防設備点検費用・料金について」は設備1台・1個ごとの単価を税込で並べています。

区分点検内容価格
消火設備消火器点検770円(税込)/本
消火設備加圧式消火器機能点検1,650円(税込)/本
消火設備加圧式消火器放射点検5,500円(税込)/本
消火設備非常警報設備点検3,520円(税込)/台
自動火災報知設備受信機3,300円(税込)/台
自動火災報知設備スポット型差動式熱感知器132円(税込)/個
自動火災報知設備スポット型定温式熱感知器286円(税込)/個
自動火災報知設備煙感知器1,320円(税込)/個
自動火災報知設備煙感知器感度試験550円(税込)/個
自動火災報知設備発信器616円(税込)/台
避難設備避難器具点検3,850円(税込)/台
避難設備緩降機点検3,300円(税込)/台
避難設備誘導灯点検1,650円(税込)/台

注記は原文で「掲載の金額はお客様へご提示し契約・点検実施させて頂いている価格ですが、規模や数量により変動することがございますので、あくまで参考価格としてお考えください。正確な金額は現地調査の上、詳細なお見積りをさせて頂きます。」です。

同社は見積り事例も載せています。「テナント・ビルの点検業務(面積300㎡)/対象となる消防設備 消火器具・自動火災報知機・誘導等設備/合計点検費用 22,000円〜(税込)」「病院の点検業務(面積300㎡)/対象となる消防設備 消火器具・自動火災報知機・誘導設備・避難器具/合計点検費用 44,000円〜(税込)」です。同じ300㎡でも、避難器具が加わって用途が病院になると2倍になっています。

沖消防建設の設備単価と見積り事例。同じ300平方メートルでもテナントビルが22,000円から、病院が44,000円から
面積が同じでも設備と用途で変わる(沖消防建設の公開料金・2026年9月23日取得)

なかの消防サービスの公開料金(2026年9月23日取得)

広島市安佐南区の会社です。同社「消防設備点検(設備単価)」も設備単価型ですが、備考の一文が積算の仕組みをそのまま言い表しています。

「上記の金額に個数をかけて積算します。上記以外は別途見積します。基本料金及び消費税が別途必要です。」

区分設備名単位料金
消火器消火器10年以下1本800円
消火器消火器11年以上1本1,000円
消火栓消火ポンプ1台5,000円
消火栓放水テスト1ヶ所5,000円
スプリンクラー閉鎖型ヘッド床面積100㎡当り300円
自動火災報知設備受信機1台5,000円
自動火災報知設備スポット型差動式熱感知器1個200円
自動火災報知設備スポット型定温式熱感知器1個400円
自動火災報知設備スポット型煙感知器1個500円
自動火災報知設備煙感知器感度試験1個400円
非常放送設備スピーカー床面積100㎡当り300円
避難器具緩降機1台3,000円
誘導灯誘導灯1灯400円
誘導灯誘導標識1枚100円
防排煙制御設備連動操作盤1台5,000円
共通絶縁抵抗測定1回路500円

興味深いのは、スプリンクラーの閉鎖型ヘッドと非常放送設備のスピーカーだけ「床面積100㎡当り」で数えている点です。数が多すぎて1個ずつ数えると現実的でない設備は、面積に置き換えているということです。設備単価型と延べ面積型は、まったく別の考え方ではなく地続きだと分かります。

なかの消防サービスの設備単価。金額に個数をかけて積算し、基本料金と消費税が別途必要。スプリンクラーヘッドとスピーカーだけは床面積100平方メートル当りで数える
設備単価型の積み上げ方(なかの消防サービスの公開料金・2026年9月23日取得)

設備単価型の3社を同じ設備で並べると、単価そのものも会社で違うことが分かります。消火器1本が沖消防建設で770円(税込)、なかの消防サービスで800円(10年以下)、堀江電気で700円〜(機器点検)。煙感知器1個が沖消防建設で1,320円(税込)、なかの消防サービスで500円、堀江電気で810円〜(機器点検)です。ただし基本料金や諸経費の有無が違うので、単価だけで総額の順位は決まりません。

設備単価型3社の比較。消火器1本が770円、800円、700円から。煙感知器1個が1,320円、500円、810円から。誘導灯1台が1,650円、400円、900円から
設備単価型3社を同じ設備で並べると(沖消防建設・なかの消防サービス・堀江電気の公開料金・2026年9月23日取得)

堀江電気の公開料金(2026年9月23日取得)

北海道日高町と札幌の会社です。同社「消防設備工事・保守点検」の料金表は、機器点検と総合点検で単価の列が分かれている点が他社と違います。

設備項目機器点検総合点検
消火器消火器1本につき700円〜950円〜
誘導灯誘導灯1台につき900円〜900円〜
誘導標識誘導標識1枚130円〜130円〜
非常警報装置操作装置 電源部2,800円〜5,700円〜
自動火災報知設備受信機P型1級1台につき5,200円〜5,800円〜
自動火災報知設備受信機P型2級1台につき4,600円〜5,200円〜
自動火災報知設備差動式スポット感知器 1個当たり210円〜210円〜
自動火災報知設備定温式スポット感知器 1個当たり350円〜350円〜
自動火災報知設備煙感知器 1個当たり810円〜2,100円〜
自動火災報知設備煙感知器光電式分離型4,150円〜13,800円〜
自動火災報知設備配線点検–3,500円〜
その他点検基本料金10,000〜20,000円10,000〜20,000円

煙感知器が機器点検で810円〜、総合点検で2,100円〜と、2倍以上の差が付いています。光電式分離型はさらに開いて4,150円〜と13,800円〜です。実際に作動させる総合点検のほうが手間がかかる設備と、ほとんど変わらない設備があることが単価に出ています。

そして注記が原文で「※点検の合計金額の15%を諸経費として頂戴いたします。」です。単価表の合計が出たあとに15%が乗ります。同社は点検の説明も添えていて「機器点検…6か月に一度行われる点検。主に外観目視点検と簡易操作を行うことによって消防設備の不良を発見します。」「総合点検…1年に一度行われる点検。消防設備を実際に作動させ、機器点検よりも詳しく総合的な点検をします。」としています。

堀江電気の機器点検と総合点検で分かれた単価表。煙感知器は機器点検810円からに対し総合点検2,100円から。光電式分離型は4,150円からと13,800円から。点検基本料金10,000円から20,000円と合計金額の15パーセントの諸経費
機器点検と総合点検で単価が分かれる例(堀江電気の公開料金・2026年9月23日取得)

ReRの公開料金(2026年9月23日取得)

和歌山の会社です。同社「費用の目安」は、用途別に実例を並べ、総合点検と機器点検に分けたうえで年額の合計まで出しています。年額でいくらになるかが直接読める資料は珍しいので、抜粋して並べます。いずれも税込です。

建物(原文)延床面積対象の消防設備(原文)総合点検機器点検合計(年)
コンビニ店様192㎡誘導灯設備・消火器具13,200円13,200円26,400円
医院様160㎡消火器具11,000円11,000円22,000円
焼き鳥店様232㎡非常警報器具・誘導灯設備・消火器具22,000円19,800円41,800円
テナントビル様272㎡自動火災報知設備・誘導灯設備・消火器具33,000円33,000円66,000円
物流倉庫様552㎡自動火災報知設備・誘導灯設備・消火器具41,800円33,000円74,800円
パチンコ店様560㎡自動火災報知設備・非常用放送設備・誘導灯設備・消火器具38,500円35,200円73,700円
保育園様720㎡自動火災報知設備・連動制御設備・誘導灯設備・消火器具27,500円27,500円55,000円
リサイクル処理工場様800㎡自動火災報知設備・消火器38,500円38,500円77,000円
共同住宅様960㎡自動火災報知設備・連動制御設備・消火器具35,200円27,500円62,700円
葬儀場様960㎡自動火災報知設備・非常警報設備・パッケージ消火設備・誘導灯設備・消火器44,000円44,000円88,000円
冷蔵食品物流センター様1,200㎡自動火災報知設備・連動制御設備・屋内消火栓設備・非常電源専用受電設備・誘導灯設備・消火器55,000円55,000円110,000円
専門学校様1,520㎡自動火災報知設備・連動制御設備・ガス漏れ火災警報設備ほか・誘導灯設備・連結送水管・消火器具66,000円55,000円121,000円
食品加工工場様1,600㎡自動火災報知設備・連動制御設備・動力消防ポンプ・誘導灯設備・消火器44,000円44,000円88,000円
機器制作工場様2,400㎡自動火災報知設備・連動制御設備・屋外消火栓設備・誘導灯及び誘導標式・消火器121,000円121,000円242,000円
家電量販店様2,400㎡自動火災報知設備・連動制御設備・非常放送設備・屋内消火栓設備・非常電源専用受電設備・自家発電設備・誘導灯設備・消火器具154,000円154,000円308,000円
食肉工場様4,000㎡自動火災報知設備・連動制御設備・屋内消火栓設備・非常電源専用受電設備・誘導灯設備・消火器99,000円99,000円198,000円
総合病院様8,000㎡自動火災報知設備・消防機関への通報設備・スプリンクラー設備・自家発電設備ほか・避難器具・消火器具297,000円275,000円572,000円
ビジネスホテル様16,000㎡自動火災報知設備・連結送水管・スプリンクラー設備・自家発電設備・蓄電池設備ほか165,000円165,000円330,000円

面積の順に並べると、きれいな右上がりにはなりません。2,400㎡の機器制作工場が年242,000円で、4,000㎡の食肉工場が年198,000円。16,000㎡のビジネスホテルが年330,000円で、8,000㎡の総合病院が年572,000円です。面積で決まっていないことがはっきり見えます。決めているのは設備の種類と数です。

共通の業務内容は原文で「・消防設備点検、点検結果報告書作成」「・消防署への点検結果報告書お届け代行」です。なお同ページには、設備の数に対して合計が他の行と整合しない行と、総合点検と機器点検の合計が表示額と合わない行があったため、その2件はこの表から外しています。

ReRの用途別の年額実例。面積の順に並べても金額はきれいな右上がりにならない。2,400平方メートルの機器制作工場が年242,000円、4,000平方メートルの食肉工場が年198,000円
面積と年額は比例しない(ReRの公開料金・2026年9月23日取得)

全国消防点検.comが示している額(2026年9月23日取得)

同社「消防設備点検の費用一覧」は、自社の点検実績からの提示額を文章で書いています。単位の書き方が独特なので、原文のまま引きます。

  • 「20戸程度のマンションには、1戸当たり2~3万円で点検を行っています。30戸を超えてくる場合は1戸当たり5万円~受け付けていますが、高層マンションの場合は要相談となりますので、お気軽にお問い合わせください。」
  • 「10戸程度で構成されていることが多いアパートでは、1戸当たり 15,000~25,000円程度 で点検可能です。」
  • 「ビルの規模によって大きく変わってきますが、10テナント前後であれば1テナントあたり3~5万円で対応しております。大規模なオフィスで20テナントを超えてくる場合は1テナントあたり6~15万円と、かなり幅が広くなってくるのでお問い合わせください。」
  • 「中小規模のグループホームであれば1件当たり2~4万円程度ですが、有償介護付きの宿泊可能施設であれば5万円以上発生します。」
  • 「小規模クリニックであれば2万円前後、中規模クリニックや有償施設つきクリニックは3~5万円前後で点検可能です。大規模クリニックでは5万円以上、総合病院であれば10万円を超えることも珍しくありません。」
全国消防点検.comが示している額。20戸程度のマンションは1戸当たり2から3万円、10戸程度のアパートは1戸当たり15,000から25,000円、10テナント前後のビルは1テナントあたり3から5万円
自社の実績としての提示額(全国消防点検.comの公開ページ・2026年9月23日取得)

単位は原文どおり「1戸当たり」「1テナントあたり」「1件当たり」と書かれています。棟に対する金額なのか戸に対する金額なのかは、このページの文面だけでは判断できないので、そのまま引きました。見積書や料金表を読むときは、金額そのものより先に「何に対する金額か」を確かめる必要があるという例として挙げています。

9社を並べて分かること

ここまでの9社を並べると、次のことが言えます。

分かること根拠
料金の決め方が会社ごとに違う延べ面積型、戸数型、テナント数型、設備単価型、サンプル提示型、実例型が混在している
表の金額が年額とは限らない日消システムズは「総合点検1回の実施料金」で、法定内容を満たす契約は「おおよそ一覧の2倍」と明記
報告書の提出費が入っている会社と入っていない会社がある消防テックは「点検料金内で…消防署へ点検票提出代行致します」、日消システムズは「所轄消防への提出費(5,000~10,000)は、含まれておりません。」
表の外側に基本料金と諸経費が付く会社がある堀江電気は点検基本料金10,000〜20,000円と合計金額の15%、なかの消防サービスは「基本料金及び消費税が別途必要です。」
税込と税抜が混ざっている沖消防建設は税込、光栄テクノサービスは税抜、東海メンテックと日消システムズは税の記載なし
面積が同じでも用途と設備で変わる沖消防建設の300㎡の事例はテナントビル22,000円〜、病院44,000円〜
設備が増えると金額が上がる消防テックのマンションは設備3種45,000円、設備7種71,500円
面積と年額は比例しないReRの実例は2,400㎡が年242,000円、4,000㎡が年198,000円

これが、1社の見積書だけでは高いか安いか判断できない理由です。比べるには、条件をそろえて複数社から取るしかありません。東京消防庁が相見積もりを勧めているのは、この構造があるからだと読めます。

9社を並べて分かること。料金の決め方が会社ごとに違う。表の金額が年額とは限らない。報告書の提出費の扱いが違う。基本料金と諸経費が外側に付く会社がある。税込と税抜が混ざっている
9社の公開料金から読み取れること(2026年9月23日取得)

年額でいくらになるかを内訳で見る

「点検1回いくら」の表を年額に直すのは、実は簡単ではありません。機器点検と総合点検で単価が違う会社があり、報告書の提出費が別建ての会社があるからです。日消システムズは、その内訳を建物の例つきで公開しています。同社の「法定点検」と「スポット点検」を並べた表から引きます。

建物の例(原文)機器点検総合点検消防提出合計
5,200㎡のマンション(住居数130)100,000円120,000円5,000円225,000円
1,700㎡のマンション(住居数20)40,000円45,000円5,000円90,000円
1,600㎡の事務所ビル50,000円55,000円5,000円110,000円
1,800㎡のテナントビル75,000円90,000円5,000円160,000円
1,200㎡の病院(診療所)65,000円80,000円5,000円150,000円
800㎡の作業所・工場・倉庫45,000円60,000円5,000円110,000円

3つの行の合計を見てください。機器点検と総合点検と消防提出を足したものが、年間にかかる金額です。1,700㎡のマンションで90,000円、1,600㎡の事務所ビルで110,000円、1,800㎡のテナントビルで160,000円。面積はほぼ同じなのに、設備の構成が違うだけでここまで開きます。テナントビルの例には「自家発」が入っています。

日消システムズの年額の内訳例。機器点検と総合点検と消防提出を足したものが年間の金額。1,700平方メートルのマンションが90,000円、1,600平方メートルの事務所ビルが110,000円、1,800平方メートルのテナントビルが160,000円
年額は機器点検と総合点検と提出費の合計(日消システムズの公開料金・2026年9月23日取得)

スポット点検のほうが高いことがある

同社はスポット点検の金額も並べています。1,700㎡のマンションなら、法定点検の合計が90,000円に対し、スポット点検は総合点検60,000円と消防提出5,000円で合計65,000円です。1回だけなら安く見えますが、原文にはこう書かれています。

「所轄消防署 から、 立入検査通知書 を発行され点検の督促( 査察 )がある場合にスポット契約にて点検を実施致します。スポット契約の場合は、金額が少し割高となります。」

1回あたりで見ると、法定点検の総合点検が45,000円なのに対して、スポット点検の総合点検は60,000円です。同じ総合点検でも、年間契約に入っているかどうかで単価が変わります。1,600㎡の事務所ビルでは総合点検55,000円に対して75,000円、1,200㎡の病院では80,000円に対して100,000円です。見積もりを比べるときは、年間契約なのか単発なのかをそろえてください。

日消システムズの法定点検とスポット点検の比較。1,700平方メートルのマンションで総合点検が45,000円と60,000円。1,600平方メートルの事務所ビルで55,000円と75,000円。1,200平方メートルの病院で80,000円と100,000円
年間契約か単発かで同じ総合点検の単価が変わる(日消システムズの公開料金・2026年9月23日取得)

見積書のどこを見るか

ここまでの各社の注記を並べ替えると、見積書で確かめるべきところが出てきます。金額の大小より先に、前提がそろっているかを見てください。

確かめることなぜ見るか
年額か、点検1回ぶんか日消システムズは「総合点検1回の実施料金」と明記し、法定内容を満たす契約は「おおよそ一覧の2倍」としている
機器点検と総合点検の両方が入っているか機器点検は6か月ごと、総合点検は1年ごと。片方だけなら義務を満たさない
報告書の作成が入っているか「点検料金内で点検報告書作成」と書く会社と、書かない会社がある
消防署への提出代行が入っているか日消システムズは提出費5,000〜10,000円が含まれないと明記。消防テックは料金内としている
点検基本料金があるか堀江電気は10,000〜20,000円。なかの消防サービスは「基本料金及び消費税が別途必要です。」
諸経費の率堀江電気は「点検の合計金額の15%」
税込か税抜か沖消防建設は税込、光栄テクノサービスは税抜、記載のない会社もある
交通費・出張費の扱い「交通費は別途」「23区以外は別途交通費」「愛知県内は出張費必要ございません」と会社ごとに違う
土日や夜間の追加料金「作業日が休日・夜間に指定される場合は、別途費用が発生します。」
不在の住戸の再点検「不在による再点検実施は、別途費用が発生します。」。回数と追加額を確認する
点検する人の資格延べ1,000㎡以上などは消防設備士か消防設備点検資格者でなければ点検できない(施行令36条2項)
点検の対象になっている設備の一覧設備の種類と数で金額が決まる。抜けや過剰がないか前回の報告書と突き合わせる
見積書で確かめる12項目。年額か1回ぶんか、機器点検と総合点検、報告書の作成、提出代行、点検基本料金、諸経費の率、税込か税抜か、交通費、土日夜間、再点検、資格、設備の一覧
見積書で確かめること(各社の公開料金ページの注記から作成・2026年9月23日取得)

特に混乱しやすいのが、どこまでが料金に含まれるかです。点検そのもの、点検結果報告書の作成、消防署への提出代行の3つは別々の作業で、どこまで込みかが会社ごとに違います。

料金に含まれる範囲の違い。点検だけの会社、点検と報告書作成までの会社、消防署への提出代行まで込みの会社がある
どこまでが料金に含まれるかは会社ごとに違う(各社の公開料金ページ・2026年9月23日取得)

条件をそろえないと比べたことにならない

全国消防点検.comは、相見積もりの取り方についてこう書いています。「見積もりの前提条件を揃える: 各社に依頼する際は、建物の規模(延床面積)、用途、設置されている消防設備の種類、点検希望時期などを正確に伝え、同じ条件で見積もりを依頼します。図面(消防設備設置図など)があれば提示すると、より正確な見積もりが期待できます。」

消防テックも「お見積時のポイント」として3つ挙げています。「☆過去の点検報告書はありますか」「☆消防用設備の設置届はありますか(新築の場合)」「☆点検時間、曜日の制約はありますか」です。

共通しているのは、前回の点検報告書を出すことです。報告書には設置されている設備とその数が書かれているので、これを各社に同じものとして渡せば、見積もりの前提がそろいます。設備の拾い方が会社ごとに違って金額が開く、という事態を減らせます。前回の報告書が手元にない場合は、管理会社か、前回点検した業者に問い合わせてください。

条件をそろえる方法。前回の点検報告書を全社に渡す。延床面積と用途を正確に伝える。設置届があれば渡す。点検時間と曜日の制約を先に伝える。年額か1回ぶんかを指定する
相見積もりの前提をそろえる(各社の記述から作成・2026年9月23日取得)
業者に最初に聞く5つ。年間の総額はいくらか、報告書の作成と提出は含むか、基本料金と諸経費は別か、税込か税抜か、点検する人の資格は何か
業者に最初に聞く5つ

業者はどこで探すか

消防署が特定の業者を教えられない以上、自分で探すことになります。手がかりは3つあります。

1. 協会が公開している登録事業者の名簿

東京消防庁がQ12で案内しているのが、公益財団法人東京防災救急協会「消防用設備等点検済表示登録事業者一覧」です。協会の説明を原文で引きます。

「東京防災救急協会では、『消防設備等点検済管理委員会』の調査によって一定の要件を満たしていると認められた点検事業者を表示登録事業者として登録しています。表示登録事業者は消防設備等の点検が適正に行われた証として消防用設備等に点検済票を貼付します。」

一覧は区市町村ごとに分かれていて、23区(足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・墨田区・世田谷区・台東区・千代田区・中央区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区)、市町村群(昭島市・あきる野市・稲城市・青梅市・清瀬市・国立市・小金井市・国分寺市・小平市・狛江市・立川市・多摩市・調布市・西多摩郡・西東京市・八王子市・羽村市・東久留米市・東村山市・東大和市・日野市・府中市・福生市・町田市・三鷹市・武蔵野市・武蔵村山市)、その他の道府県(千葉県・神奈川県・埼玉県・静岡県)に並んでいます。

表の列は「登録番号/事業所名/電話番号/郵便番号/所在/消防用設備/防点/防災」です。会社名と電話番号だけでなく、消防用設備点検・防火対象物点検・防災管理点検のどれに対応しているかが列で分かります。ページには「令和8年1月6日更新」とあり、登録番号の並んだ行を数えると302行ありました(協会が件数を公表しているわけではないので、こちらで取得したページを数えた結果です)。

同じしくみは他県にもあります。一般社団法人埼玉県消防設備協会「点検事業者をお探しの方(表示登録会員名簿)」は、名簿を「ラベル会員名簿 (R8.5.7現在)」として公開しています。協会の説明は原文で「当協会では、『消防用設備等点検済表示制度』に基づき適正な点検を行う意思及び能力があるとして登録(登録申請→審査→承認)した点検事業者等を消防用設備等点検済表示登録会員(ラベル会員)として、名簿を公開しています。※審査及び承認は、消防関係の各機関により構成される『消防用設備等点検済表示管理委員会』により行われます。」です。

お住まいの地域に同じような協会があるかは、管轄の消防署か都道府県の消防設備協会に確認してください。

業者を探す3つの入口。協会の登録事業者名簿、点検済票の貼付、前回の点検報告書に書かれた業者名
業者を探す3つの入口(東京消防庁Q12・各協会の名簿から)

2. 設備に貼られている点検済票

建物の消火器や受信機を見ると、小さなラベルが貼られていることがあります。これが点検済票です。両協会の説明にあるとおり、登録事業者が「点検が適正に行われた証として」貼るものです。ラベルには点検した事業者の名前と点検年月が入っているので、前回どこが点検したかが現物から分かります。契約の引き継ぎで書類が見当たらないときに役立ちます。

点検済票のしくみ。協会に登録された事業者が、点検が適正に行われた証として消防用設備に点検済票を貼る。ラベルから前回の事業者名と点検年月が分かる
点検済票は前回の事業者を知る手がかりになる(両協会の説明から)

3. 前回の点検報告書

いちばん確実なのは前回の点検結果報告書です。点検した事業者名と、設備の種類と数が書かれています。見積もりの前提をそろえる材料にもなるので、まずこれを探してください。

なお、報告書の書き方や必要な書類については1本目の記事「消防設備点検とは(義務・対象の建物・頻度・報告)」で扱っています。東京消防庁のQ9によれば、報告書への押印は「必要ありません。」です。Q11では提出方法として「管轄消防署の窓口に持参する。」「管轄消防署へ郵送する。」「電子申請システムを利用して、専用の受付フォームから管轄消防署に提出する。」の3つが示されています(東京消防庁 Q9・Q11)。

管理会社経由と直接依頼で何が変わるか

賃貸の建物や分譲マンションでは、管理会社が点検を手配している形が多くあります。このとき費用がどうなるかについて、業者側が自社サイトに書いている記述があります。ただし、これから引くのはすべて直接契約を勧める立場の会社が書いた数字で、公的な統計ではありません。そのうえで読んでください。

会社記述(原文)
消防テック「管理会社経由で依頼している場合、実際の点検会社が提示する実費に対して20〜40%ほどの中間マージンが上乗せされているケースも珍しくありません。」
消防テック「管理会社が間に入るだけで、書類の取次手数料として20%から40%前後のマージンが上乗せされます。場合によってはサブコンや別の大手防災会社を経由し、2重3重の手数料が抜かれている現場も存在します。」
関西システムサポート「まず、ビルオーナーや事業者が管理会社に建物管理を委託します。管理会社は消防設備点検を専門に行っていないため、警備会社や設備管理会社に発注します。」「この各段階で10〜30%程度のマージンが上乗せされていきます。」
関西システムサポート「管理会社経由では中間マージンが発生するため、同じ点検内容でも費用が1.5〜2倍になることがあります。」

注意していただきたいのは、この2社で数字が食い違っていることです。消防テックは20〜40%、関西システムサポートは各段階で10〜30%としています。どちらも自社の経験として書かれているもので、母数も調査方法も示されていません。公的な調査は見当たりませんでした。「管理会社を通すと必ず◯%高い」と言い切れる根拠は、今回の調査では見つかっていません。

管理会社経由と直接依頼の構図。オーナーから管理会社へ、管理会社から警備会社や設備管理会社へ、そこから点検会社へ。各段階で手数料が乗る。ただし数字は業者自身の記述で公的統計ではない
発注の経路(各社の記述から。数字は業者自身の記述で公的な統計ではありません)

参考までに、消防テックは10戸のアパートを例に、管理会社経由が「40,000円〜60,000円」、専門業者へ直接依頼が「20,000円〜35,000円」という比較表を載せています。これも同社の提示で、他社が同じ数字を出しているわけではありません。

同じ会社が「格安業者にも注意」と書いている

面白いのは、中間マージンを問題にしている消防テック自身が、安すぎる業者についても注意を書いている点です。原文で「中間マージンを嫌ってネットで見つけた格安業者に飛びつくのも危険です。1回あたり5,000円といった極端に安い基本料金を掲げる業者には、裏のカラクリがあります。」としています。

同社はさらに「定期点検の基本料金とは別に、経年劣化や不具合が見つかったパーツの交換費用が見積書へ加算されるケースがあります。」「見積書を確認する際は、提出代行まで含まれた総額表示になっているかを必ずチェックしてください。」とも書いています。点検料金そのものより、そのあとに出てくる交換や改修の費用のほうが大きくなりうることは、次の章で見ます。

管理を委託したまま点検だけ分けられるか

関西システムサポートは「管理会社に『消防設備点検は自社で別途手配します』と通知するだけで、他の管理業務はそのまま継続できます。」と書いています。ただしこれは同社の見解で、実際にできるかどうかは管理委託契約の中身によります。契約書に点検が業務として含まれている場合は、契約の変更が要ります。分譲マンションの場合は管理組合の決議が必要になることもあるので、まず管理委託契約書を確認してください。

費用を抑える現実的な3つの手。条件をそろえて複数社から見積もりを取る、複数物件をまとめて発注する、繁忙期と土日祝日と年末年始を避ける
費用を抑える3つの手(複数社が共通して挙げている内容)

同社はほかに「複数の建物を所有している場合は、まとめて発注することで割引が期待できます。」「繁忙期や土日祝日、年末年始などを避けることで、割増料金を回避できます。」とも書いています。全国消防点検.comも「同じオーナーが複数の物件を所有している場合、それらの点検を同じ業者にまとめて依頼することで、ボリュームディスカウントが適用される可能性があります。移動効率が上がるため、業者側にもメリットがあります。」としています。2社が同じことを書いているところは、業界の慣行として確からしさが上がります。

自分で点検できる建物もある

費用をゼロにはできませんが、選択肢として知っておく価値があります。すべての建物で有資格者に頼まなければならないわけではありません。

有資格者でなければ点検できない建物(施行令36条2項)

消防法施行令36条2項は、消防設備士か消防設備点検資格者に点検させなければならない防火対象物を4つ挙げています(消防法施行令 e-Gov)。原文の要点を表にします。

号対象(原文の要点)
1号別表第一(一)項から(四)項まで、(五)項イ、(六)項、(九)項イ、(十六)項イ、(十六の二)項及び(十六の三)項に掲げる防火対象物で、延べ面積が千平方メートル以上のもの
2号別表第一(五)項ロ、(七)項、(八)項、(九)項ロ、(十)項から(十五)項まで、(十六)項ロ、(十七)項及び(十八)項に掲げる防火対象物で、延べ面積が千平方メートル以上のもののうち、消防長又は消防署長が火災予防上必要があると認めて指定するもの
3号特定用途の部分が避難階以外の階にあり、その階から避難階又は地上に直通する階段が2つ以上設けられていないもの(屋外階段などの場合は1つ)
4号総務省令で定める防火対象物。中身は全域放出方式の不活性ガス消火設備(二酸化炭素を放射するものに限る。)が設置されているもの(施行規則31条の6の2)

東京消防庁のQ4は、この条文を読者向けに言い直しています。原文で「消防法令上は、以下のいずれにも該当しない場合に限り、消防設備士や消防設備点検資格者以外の者が消防設備点検を実施することが認められています。」としたうえで、「延べ面積1,000㎡以上の建物」「地下又は3階以上の階に特定用途(物品販売店舗、ホテル、病院、飲食店など不特定多数の人が出入りする事業所等)があり、かつ、屋内階段が1か所のみの建物」「二酸化炭素消火設備(全域放出方式)が設置されている建物」の3つを挙げています(東京消防庁 Q4)。

同じQ4は、前置きとして「消防設備点検は、専門的な技術・器具が必要となることや点検時の安全面を考慮し、当庁では、消防設備士や消防設備点検資格者による点検を推奨しています。」とも書いています。法令上できることと、勧められていることは別です。

有資格者でなければ点検できない建物。延べ面積1,000平方メートル以上、地下や3階以上に特定用途があり屋内階段が1か所のみ、二酸化炭素消火設備が設置されている建物。3つのいずれにも当たらなければ自分で点検できる
有資格者による点検が必要な建物(消防法施行令36条2項・東京消防庁Q4)
自分で点検できるかの判定。延べ1,000平方メートル以上か、地下や3階以上に特定用途があり屋内階段が1か所のみか、二酸化炭素消火設備があるか。ひとつでも当たれば有資格者による点検が必要
自分で点検できるかを順に確かめる(消防法施行令36条2項・東京消防庁Q4)

消防設備点検資格者とはどういう資格か

見積書に「消防設備点検資格者が点検します」と書かれていることがあります。これは施行規則31条の6第7項が定める資格です。消防設備士、電気工事士、管工事施工管理技士、建築士、学歴と実務経験を組み合わせた条件、実務経験5年以上などのいずれかに当たる人が、消防庁長官の登録を受けた法人(登録講習機関)の講習の課程を修了し、免状の交付を受けた者とされています(消防法施行規則 e-Gov)。

同条8項6号により、定められた期間ごとに登録講習機関の講習を修了して免状の交付を受けなければ、資格を失います。資格には有効期限の考え方があるということです。見積もりの段階で、点検を担当する人の資格を確認しておくと安心です。

消防庁の点検アプリが使える設備

自分で点検する場合の支えになるのが、総務省消防庁の「消防用設備等点検アプリ」です。消防庁の説明を原文で引きます。

「消防庁では、建物関係者が御自身で点検と報告書の作成を行うことを支援するため、小規模な飲食店等に設置される消火器について、『消火器点検アプリ』を作成して運用してきました。今般、本アプリについて、『消防用設備等点検報告制度のあり方に関する検討部会』における議論等を踏まえ、小規模な宿泊施設、共同住宅、飲食店等に設置されることが多い次の設備を追加する等の機能向上を図り、『消防用設備等点検アプリ』として運用を開始しました。」

追加された設備は原文で「非常警報器具」「誘導標識(蓄光式のもの及び電気エネルギーにより光を発するものを除く。)」「特定小規模施設用自動火災報知設備(受信機又は中継器が設置されておらず、かつ自動試験機能を有するものに限る。)」の3つです。元からある消火器とあわせて4種類が対象になります。

アプリの働きは原文で「本アプリは、イラストや写真を用いた案内により、本アプリの対象となる消防用設備等が消防法令に規定する点検の基準に適合しているかどうかを確認し、その点検結果を消防法令に定められた報告書の様式のPDFファイルとして出力することができるものです。」です。App Store と Google Play で配布されています。

対象は4種類だけなので、自動火災報知設備やスプリンクラーがある建物では使えません。消火器と誘導標識しかない小さな店舗や倉庫であれば、費用をかけずに点検と報告書の作成ができる可能性があります。東京消防庁のQ4もQ8もこのアプリを案内しています。

消防庁の消防用設備等点検アプリの対象は4設備。消火器、非常警報器具、誘導標識(蓄光式などを除く)、特定小規模施設用自動火災報知設備(受信機または中継器がなく自動試験機能を有するものに限る)
点検アプリが対応する4設備(総務省消防庁)

点検の先にある改修と交換の費用

点検料金だけを見て業者を選ぶと、あとで大きな金額が出てくることがあります。点検の結果、不備が見つかれば直す必要があるからです。東京消防庁のQ14は原文でこうです。

「不備事項があった場合は、早期に改修してください。消防設備に不備があると、火災等の災害時に被害が拡大される可能性があるため、正常な状態で維持管理する必要があります。不備のあった報告書を消防署に提出する場合は、改修の予定を記載した『消防用設備等点検報告改修計画書』を合わせて消防署へ提出してください。」

受信機の前で配線や基板を確かめる作業
点検で不備が見つかれば、直す工事が別に発生する(イメージ)
不備が見つかったときの流れ。点検で不備を確認、早期に改修、すぐ直せない場合は改修の予定を記載した消防用設備等点検報告改修計画書を点検結果報告書と合わせて消防署へ提出
不備が見つかったときの流れ(東京消防庁Q14)

では、直すといくらかかるのか。消防テックの料金一覧が、設置と改修と交換を分けて公開しています。

設備区分設置個数施工費・材料費届出・検査立合い費合計
自動火災報知設備新規(300㎡)27台1,950,000円91,000円2,041,000円
自動火災報知設備改修(増設)1台65,000円65,000円130,000円
自動火災報知設備交換1台39,000円–39,000円
特定小規模施設用自動火災報知設備新規15台429,000円91,000円520,000円
特定小規模施設用自動火災報知設備交換1台52,000円–52,000円
スプリンクラー設備新規(100㎡)15台1,950,000円91,000円2,041,000円
スプリンクラー設備改修(移設)1台117,000円65,000円182,000円
スプリンクラー設備改修(増設)1台195,000円65,000円260,000円
誘導灯新規1台70,000円50,000円120,000円
誘導灯改修(予備電池1個)1個18,000円–18,000円
誘導灯交換1台30,000円50,000円80,000円
避難器具(ハッチ付避難梯子)改修・交換1台169,000円–169,000円
避難器具(吊り下げ式避難はしご)新規1台91,000円65,000円156,000円
避難器具(緩降機)新規1台286,000円65,000円351,000円
避難器具(緩降機)交換1台260,000円–260,000円
点検と工事の桁の違い。点検が年に数万円から十数万円の建物でも、自動火災報知設備の新規設置は2,041,000円、1台の交換は39,000円
点検と工事では金額の桁が違う

金額の桁が点検とまったく違います。自動火災報知設備を新規に入れると300㎡で2,041,000円、スプリンクラーを100㎡に入れると同じく2,041,000円です。点検が年に数万円から十数万円の建物でも、更新のときは百万円台の話になります。

逆に、1台の交換だけなら自動火災報知設備が39,000円、誘導灯が80,000円です。不備が1台か、設備まるごとかで、二桁近く変わります。点検の結果報告を受けたら、まず「何台分の話か」を確かめてください。

消防テックの工事料金。自動火災報知設備は新規300平方メートルで2,041,000円、改修増設1台で130,000円、交換1台で39,000円。スプリンクラーは新規100平方メートルで2,041,000円
点検と工事では金額の桁が違う(消防テックの公開料金・2026年9月23日取得)

部品の交換については、同社の別ページが単価を挙げています。原文で「10型蓄圧式消火器の本体交換(1本当たり)約5,000円〜8,000円(薬剤詰め替えより本体一括交換が現在の主流)」「誘導灯の予備電源バッテリー交換(1台当たり)約8,000円〜15,000円」「自動火災報知設備の差動式・光電式感知器交換(1個当たり)約6,000円〜12,000円」です。

なかの消防サービスの工事の設備単価も公開されています。「光電式煙感知器 1個 15,000円〜」「差動式熱感知器 1個 3,000円〜」「消火器 1本 6,000円」「高輝度B級誘導灯(両面)1灯 33,600円〜」「高輝度C級誘導灯(片面)1灯 19,800円〜」などです。感知器1個の交換でも、種類によって3,000円台から15,000円台まで開きます。

なお、受信機の交換や自動火災報知設備の全面更新については、出典を示せる公開料金のページを今回は見つけられませんでした。金額を推測で書くことはしません。必要な方は、点検を依頼した業者に見積もりを求めてください。

部品交換の単価。消火器本体交換1本あたり約5,000円から8,000円。誘導灯の予備電源バッテリー交換1台あたり約8,000円から15,000円。感知器交換1個あたり約6,000円から12,000円。光電式煙感知器1個15,000円から
部品交換の単価(消防テック・なかの消防サービスの公開料金・2026年9月23日取得)

消火器の設置届のように、工事のあとに届出が要るものもあります。消防テックは「消火器を設置する場合の参考料金です。設置届費用は別途となります。(1回 65,000円)」「※交換の場合も、種類の違う誘導灯に交換される場合は、所轄消防署への届け出が必要な場合があります。」と書いています。見積書に工事費しか載っていないときは、届出の費用を別に聞いてください。

報告しないとどうなるか

費用を抑えたいあまり点検そのものを飛ばすと、別の負担が出ます。東京消防庁のQ15は原文でこうです。

「点検結果の報告をしない場合には、消防法第44条第11号により、30万円以下の罰金又は拘留となる可能性があります。」

罰則の対象は「報告をしない」「虚偽の報告をした」ことです(消防法 e-Gov 44条11号)。法人にも罰金が科される定めがあります。この罰則の構造は1本目の記事「消防設備点検とは(義務・対象の建物・頻度・報告)」で詳しく書いています。

報告を忘れてしまった場合についても案内があります。Q20の答えは原文で「直近1年間で実施した機器点検(6ヶ月に1回)と総合点検(1年に1回)の結果報告書を、管轄消防署に提出してください。直近1年以内に点検を実施していない場合は、点検を実施した後に点検結果報告書を提出してください。」です。過去にさかのぼって全部やり直す必要はなく、直近1年ぶんを出せばよいと読めます。

また、日消システムズの資料にあったとおり、消防署から立入検査通知書が出て督促(査察)を受けてから慌てて頼むと、スポット契約になって「金額が少し割高となります。」という扱いになることがあります。先に手を打ったほうが安くなる構造です。

報告しないとどうなるか。報告をしない場合は消防法44条11号により30万円以下の罰金または拘留となる可能性。忘れた場合は直近1年間の機器点検と総合点検の結果報告書を提出する。督促を受けてからのスポット契約は割高になる
報告しないとどうなるか(東京消防庁Q15・Q20と各社の記述)

よくある質問

Q. 消防設備点検の費用はいくらくらいが目安ですか?

公的な相場はありません。東京消防庁も「消防署から具体的な金額を提示することはできません。」としています。この記事で並べた各社の公開料金は、延べ面積や戸数、設備の数で大きく変わります。たとえば東海メンテックの公開料金では非特定の500〜1,000㎡が「〜25,000円」、ReRの実例では272㎡のテナントビルが年66,000円です。いずれも各社の価格であって業界の平均ではないので、ご自身の建物の金額は複数社の見積もりで確かめてください。

Q. 消防設備点検は年2回義務ですか?

点検は年2回です。消防庁告示第9号により機器点検が6か月ごと、総合点検が1年ごとなので、1年のうちに点検が2回あります。消防署への報告は建物の用途で周期が違い、特定防火対象物は1年に1回、非特定防火対象物は3年に1回です(施行規則31条の6第3項)。料金表を読むときは、その金額が年額か1回ぶんかを先に確かめてください。

Q. 消防設備点検の費用は誰が負担するのですか?

点検と報告の義務を負うのは消防法2条4項の「関係者」で、所有者・管理者・占有者です。東京消防庁のQ7は「一般的には、建物に設置されている消防設備の維持管理について、権限を持っている者が報告します。」としています。テナントとオーナーのどちらが点検費用を負担するかを定めた条文は見当たらず、実際には賃貸借契約や管理委託契約の中身で決まります。契約書を確認してください。

Q. 消防点検は誰がするのですか?

建物の関係者が頼んだ点検業者です。東京消防庁のQ16は「消防職員が消防設備点検を実施することはありません。」としています。延べ面積1,000㎡以上の建物などは消防設備士か消防設備点検資格者でなければ点検できません(施行令36条2項)。

Q. 消防設備点検は誰でもできますか?

施行令36条2項の4つのどれにも当たらない建物であれば、消防設備士や消防設備点検資格者以外の者でも点検できます。ただし東京消防庁は「専門的な技術・器具が必要となることや点検時の安全面を考慮し、当庁では、消防設備士や消防設備点検資格者による点検を推奨しています。」としています。消火器・非常警報器具・誘導標識・特定小規模施設用自動火災報知設備については、消防庁の点検アプリが点検と報告書の作成を支援しています。

Q. 消防設備点検は1,000㎡以下でも必要ですか?

必要です。1,000㎡という数字は「有資格者に点検させなければならない建物」の基準であって、点検そのものが要るかどうかの基準ではありません。点検が要らないのは施行令36条1項が定める別表第一(20)項だけです。小さな建物でも、消防設備が設置されていれば点検と報告の対象になります。

Q. 消防点検を無視したらどうなりますか?

点検結果の報告をしない場合は、消防法44条11号により30万円以下の罰金または拘留となる可能性があると東京消防庁が案内しています。また、督促を受けてから単発で頼むと、年間契約より割高になる例が業者の料金ページに示されています。

Q. 消防設備点検の業者ランキングはありますか?

この記事はランキングを作っていません。各社の公開料金を社名とURLと取得日つきで並べているだけで、順位も推薦もしていません。検索すると「おすすめ◯選」といった記事が出てきますが、業者が自社を含めて書いているものもあるので、出どころを確認してください。業者を探すなら、東京消防庁がQ12で案内している東京防災救急協会の登録事業者一覧のような、協会が公開している名簿が出発点になります。

Q. 相見積もりは何社から取ればよいですか?

東京消防庁は「複数の点検事業者から見積もりをとって依頼することをお勧めします。」としていますが、社数は示していません。大事なのは数より前提をそろえることです。前回の点検報告書を全社に同じように渡し、年額か1回ぶんか、報告書の作成と提出が入るかを同じ条件で聞いてください。

Q. 見積書が高い気がしたら、まず何を見ればよいですか?

金額の前に、その金額が何を含んでいるかを見てください。年額か1回ぶんか、機器点検と総合点検の両方が入っているか、報告書の作成と消防署への提出代行が入っているか、点検基本料金や諸経費が別に付くか、税込か税抜か。今回調べた各社は、この扱いがそれぞれ違いました。

Q. 管理会社を通すと高くなりますか?

高くなる場合があると書いている業者はあります。ただし数字は会社によって20〜40%、各段階で10〜30%と食い違っていて、公的な調査は見当たりません。いずれも直接契約を勧める立場の会社が自社サイトに書いたものです。ご自身の建物については、管理会社からの見積書と、直接依頼した場合の見積書を実際に並べて比べるのが確実です。

Q. 点検で不備が見つかったら、すぐ直さないといけませんか?

東京消防庁のQ14は「不備事項があった場合は、早期に改修してください。」としたうえで、不備のある報告書を提出するときは「消防用設備等点検報告改修計画書」を合わせて出すよう案内しています。すぐに全部直せない場合でも、改修の予定を示す仕組みが用意されているということです。

まとめ

消防設備点検の費用には公的な相場がありません。そして消防署は、業者も金額も教えてくれません。そのうえで行政は相見積もりを勧めています。だから、比べる材料は自分で集めることになります。

この記事で見てきたことをまとめます。

  • 消防署は特定の業者を教えられないが、協会の登録事業者一覧の場所は案内している(東京消防庁Q12)
  • 消防署は金額を提示できない。だから相見積もりを勧めている(同Q13)
  • 料金の決め方は延べ面積型・戸数型・テナント数型・設備単価型などに分かれ、型が違うと見積書の形も変わる
  • 表の金額が年額とは限らない。総合点検1回ぶんを載せている会社がある
  • 報告書の作成と提出代行、点検基本料金、諸経費、交通費、税の扱いは会社ごとに違う
  • 面積が同じでも、用途と設備の種類と数で金額が変わる
  • 小さな建物なら自分で点検できる場合があり、消火器など4設備は消防庁の点検アプリが使える
  • 点検料金より、不備が出たあとの改修と交換の金額のほうがはるかに大きい

最初にやることは、前回の点検結果報告書を探すことです。そこに設備の種類と数が書かれています。それを複数社に同じように渡せば、見積もりの前提がそろい、はじめて比べたことになります。

まとめカード。公的な相場はない。消防署は業者も金額も教えない。料金の決め方は4タイプ。表の金額が年額とは限らない。まず前回の点検結果報告書を探す
この記事のまとめ
法定点検ガイドの記事の関係。消防設備点検とは(義務と頻度と報告)、防火対象物点検とは(消防設備点検との違い)、マンションの消防点検(部屋に入る理由と費用の負担)、この記事(費用と業者の探し方)
関連する記事

参考にした一次情報

法令と行政の資料は2026年9月23日に確認しました。各社の公開料金も同じ日に取得しています。

  • 消防法(e-Gov 法令検索)
  • 消防法施行令(e-Gov 法令検索)
  • 消防法施行規則(e-Gov 法令検索)
  • 消防庁告示第9号 点検の期間・方法・報告書の様式(PDF)
  • 総務省消防庁「消防用設備等点検アプリ」
  • 東京消防庁「消防用設備等点検報告制度(消防法第17条の3の3)」Q1〜Q20
  • 公益財団法人東京防災救急協会「消防用設備等点検済表示登録事業者一覧」
  • 一般社団法人埼玉県消防設備協会「点検事業者をお探しの方(表示登録会員名簿)」
  • 国土交通省「建築保全業務積算要領 令和5年版」(PDF)

各社の公開料金ページ(いずれも2026年9月23日取得。各社が自社サイトで公開している料金を、2026年9月23日に取得して原文のまま並べたものです。特定の会社をすすめる意図はなく、安い順や良い順に並べてもいません。料金は改定されることがあるので、最新の内容は各社のページで確かめてください。)

  • 株式会社東海メンテック「消防点検価格表」
  • 株式会社日消システムズ「消防点検の費用について」
  • 光栄テクノサービス株式会社「サービス紹介&価格表」
  • 沖消防建設株式会社「消防設備点検費用・料金について」
  • なかの消防サービス「消防設備点検(設備単価)」
  • なかの消防サービス「工事(設備単価の例)」
  • 株式会社堀江電気「消防設備工事・保守点検」
  • 消防テック「消防定期点検の費用・料金について」
  • 消防テック「料金一覧」
  • 消防テック「アパートの消防設備の点検費用相場は?」
  • 株式会社ReR「費用の目安」
  • 全国消防点検.com「消防設備点検の費用一覧」
  • 関西システムサポート「消防設備点検が高い!」

点検の義務と対象の建物、報告の周期は1本目の「消防設備点検とは(義務・対象の建物・頻度・報告)」に、店舗が入った建物で別に必要になる点検は2本目の「防火対象物点検とは(消防設備点検との違い)」に、住戸に入る点検と住人とのやりとりは3本目の「マンションの消防点検(部屋に入る理由・不在・費用の負担)」にまとめています。あわせてお読みください。

費用・業者選び
  • URLをコピーしました!
  • マンションの消防点検とは?部屋に入る理由・不在や断るとどうなる・費用の負担・オーナーの義務【2026年版・条文つき】
  • 建築基準法12条点検(定期報告)とは?対象建築物・報告時期・資格者・費用・消防の点検との違い【2026年版・条文つき】

LINEで最新の情報を受け取れます

点検の依頼で損をしないために。LINEで受け取る

受け取れる情報を見る

メールで相談したい方へ

うちの建物は対象?迷ったら相談を。無料で相談する

無料相談の内容を見る

関連記事

関連する記事はまだ見つかりませんでした。

テーマから探す

  • 消防設備点検
  • 防火対象物点検
  • 建築基準法12条点検
  • 費用・業者選び
  • 改修・交換工事
  • マンション・テナント
  • 2026年11月5日
    建築基準法12条点検

    非常用照明の設置基準|要る建物の4つの条件(500㎡・1,000㎡・無窓の居室)、設置しなくてよい部屋、床面1ルクスと予備電源、誘導灯との違い、点検とバッテリー交換の目安【2026年版・施行令126条の4の原文つき】

  • 2026年11月4日
    改修・交換工事

    フロン点検とは|業務用エアコン・冷凍冷蔵機器の簡易点検は3か月に1回、7.5kW以上は定期点検、対象の見分け方と管理者、記録簿、罰則、費用の例【2026年版・環境省の手引きつき】

  • 2026年11月3日
    消防設備点検

    避難器具の設置基準|設置が必要な階(施行令25条)、収容人員と個数の計算、減免、避難はしご・緩降機・救助袋の置き方、4階以上の条件、標識、点検、罰則【2026年版・条文つき】

  • 2026年11月2日
    建築基準法12条点検

    防火区画とは|面積・高層・竪穴・異種用途の4種類、1,500㎡や100㎡の基準、防火戸と防火シャッターの条件、管理で区画を壊さない注意【2026年版・施行令112条の原文つき】

  • 2026年11月1日
    消防設備点検

    消火器の設置基準|設置が必要な建物(施行令10条)、必要な本数の計算(能力単位)、歩行距離20m、付加設置、高さ1.5mと標識、飲食店、既存の建物、罰則【2026年版・条文つき】

法定点検ガイド

法定点検ガイドは、建物の所有者・管理者の方に向けて、消防設備点検や建築基準法の定期報告を法令と行政の公開情報をもとに解説するメディアです。

テーマ

  • 消防設備点検
  • 防火対象物点検
  • 建築基準法12条点検
  • 費用・業者選び
  • 改修・交換工事
  • マンション・テナント

このサイトについて

  • 運営者情報
  • 広告掲載について
  • プライバシーポリシー・免責事項
  • お問い合わせ
  • 運営者情報
  • 広告掲載について
  • プライバシーポリシー・免責事項
  • お問い合わせ

© 法定点検ガイド

目次